高血圧症、こんな人は注意して下さい! [高血圧]
高血圧症になりやすい人、もしくは下記の事項が当てはまる方は要注意が必要です。
・運動不足である
・ストレスがたまっている
・タバコをよく吸う
・お酒が好き
・味付けの濃い料理が好き
・塩っ辛いものが好き
・両親(もしくはどちらか)や身内に高血圧症の人が多い
・メタボリックシンドロームだと診断された
・過労気味である
運動不足の方は血液中の脂肪が動脈壁に染み込んでその壁が堅くなり、この状態が続いていると動脈の内側に脂肪がついてしまい、血管を堅くて細いパイプに変えてしまいます。
こうなってしまうと、圧力を高くしない限り血液が運ばれないので、運動不足は高血圧症の原因になるといえます。
タバコには主成分であるニコチンをはじめ、血管を縮める作用を持った成分が含まれています。 これらの成分は、血圧を上げるだけでなく血栓も作りやすくしてしまいます。
お酒を過剰に飲むと、肝臓だけでなく心臓にも負担がかかり血圧が上昇します。 また、お酒の肴を食べることでさらに塩分を多く摂ってしまいます。お酒を過剰に飲むこととお酒の肴を食べることで血圧が上がってしまうのです。
現代人にストレスはもはや欠かせないものとなってしまいましたが、ストレスがたまるとアドレナリンやノルアドレナリンといった、 血管を収縮させるホルモンが分泌されてしまいます。 また、心拍数を上げて血圧を上昇させてしまう作用も持っています。
過剰に内臓脂肪が蓄積されているとそこから血圧を上げる成分が分泌されたり、インスリン抵抗性を高める成分が分泌されて腎臓における塩分(ナトリウム)の再吸収が促されてしまい、 血中のナトリウム濃度が上がってしまい、高血圧症になってしまいます。 これは、メタボリックシンドロームとも深く関係しています。
このように、現在上記のような状態にある方は高血圧症になる確立が高いといえるでしょう。
高血圧と24時間血圧 [高血圧]
血圧ですが、血圧は24時間常に一定なわけではありません。
通常、寝ている時などは
普段の血圧よりも下がっているものです。
しかし高血圧の方が、
夜間でも血圧が下がらないという場合などは、
常に血圧を観察しておく必要があります。
そういった際の治療に使われるのが、
24時間血圧計というもので、
つまり24時間血圧を監視するわけですね。
24時間血圧計はとても小型で、本体は
肩にかけたり、あるいは
ズボンのベルトなどに取り付けます。
日中は30分ごと、そして夜間は60分ごとに、
常に血圧を測定してくれます。
常に血圧計の布を腕に巻き付けたままになりますが、
慣れれば別に大丈夫です。